今週とても素敵なイベントにご招待いただきました。
Sa.C.の4人の生徒さんによる練習会です。
ESI PIANO STUDIOのSa.C.の生徒さんはお仕事、子育て、家庭内の色々をこなさなければならないにも関わらず向上心をお持ちで、時間の使い方に工夫があり、練習熱心である、と三拍子揃ってる方々ばかりですので、日頃より見習わなければと感じさせて頂ける事がたくさんあります。
そんな中での4人の方々がそれぞれ発表会で演奏予定の曲や大切にしているレパートリーを弾き合う会です。
気のおけない仲間同士で行う方がいいと考えておりましたが「お時間があれば是非聴いて頂きたい」とのお話で喜び勇んで出かけました。
最も緊張するであろうサロン風の会場で皆さんの緊張も相当でしたが、それぞれ得るものがあったとの事。
その後ソラマチ30階にあるレストランでスカリツリービューの豪華なランチもご一緒させて頂き、素敵なお料理を前にレッスンを離れて色々なお話に花を咲かせました。
ご自分のお子さんに聴かせてあげたい一心で40歳よりピアノを始められ、今ではご自分の為のピアノを弾きたいとChopinのレパートリーを着々と増やしていらっしゃるRさん。
『今までは緊張してるから弾けなかったんだと言い訳していたけれど、これからは緊張に負けない練習をしていけるように考えを変える』と大変貴重な気づきを得られたAさん。
腕を故障されて他教室から移って来られた後も不慮の怪我が続きピアノに触る事もままならなかったEさん。
現在ではその苦しみと悔しさを乗り越えて活き活きとピアノに向かっていらっしゃいます。
弊教室の他にもう1人の先生に師事されている勉強熱心なTさん。
他教室の先生よりNGが出てしまった曲をどうしても諦めきれず、弊教室でレッスンする事になりましたが、少しずつ『弾く事』と『練習する事』の決定的な違いを追求しようとしておられます。私は
生徒さんの取り組まれる曲は出来得る限り自分のものにするべく全て弾く様に努めております。
時にかなり真剣に練習しないといけない場合もあり、その中でテクニックが難しい所を共感して練習方法を模索したり、曲の解釈を議論しあったりと、自身ではほぼ選曲しないであろう曲に取り組む事で、私にとってかなり勉強させて頂いているのです。
ですからこれは是非が問われますが、Sa.C.の生徒さんは私にとっては生徒さんであると同時に、ひとつの曲を一緒に研究していく同志の様にも感じてます。
ですから常に昨日の自分より今日の自分と、少しずつでも前進しようとなさる姿に尊敬の念を覚えずにはいられません。
最後に4人の方々から素敵なカードを頂きました。
4人の方々より身に余るお言葉がビッシリ書き込まれている可愛らしいカード。
このカードが私の宝物である様に、ひとつ所にとどまらず、少しずつでも一緒に夢に向かって進んでいこうとする仲間の生徒さんも私の宝です。
東京都墨田区にて
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