最近TV、雑誌などで取り上げられる事が増えてきたハンガリー。
嬉しい限りですが、まだまだどんな国かイメージが湧かない方も多いかと思います。
ハンガリーで生活したかけがえのない時間からかなりの時間が経ってしまい、私自身もこの日本でハンガリーを感じる事が少なくなって寂しく思う事があります。
そんな中、とても身近な場所でハンガリーを発見!!
いくつかのウォーキングコースのひとつ、246沿いの東京メトロ外苑前駅からすぐの場所に小さな小さな公園があります。
公園というよりちょっとした大人の休憩スペース。
夜通ることが多いのですが、スーツ姿のビジネスマンがコンビニのおでんを頬張っていて、「残業しておうちまでガマンできないくらいお腹がすいちゃったのね」と感じたり、キャリアウーマン風の若い女性が手帳を片手に電話で打ち合わせをしていて「夜遅くまで頑張ってるんだ」と思ったり。
そんなベンチのそばに建っているモニュメントです。
都会のど真中の人も車も多く行き交う大通り沿いに、まさかのヴァイオリンを弾くおじさん。。。
作者である彫刻家クリグル氏は「これはバイオリンをぎこぎこ弾き鳴らす、ぶきっちょなピエロの像でね、ほら、弓の持ち方なんかひどいだろ。ここに立っている銅像を見て誰かが笑ってくれれば、そして誰かの気分が晴れれば、僕はとても嬉しいよ。」と語っていたと言います。
目まぐるしく色んな事が起こり、時間があっという間に経過する都会の片隅で『csak egy kis szünetet』(ちょっと肩の力を抜いて少し休もう)と思わせてくれるピエロのおじさんです。
東京都港区にて
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