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執筆者の写真ESI PIANO STUDIO

全国からの同志

毎日寒い日が続いております。

ESI PIANO STUDIOでもインフルエンザになってしまった生徒さんが数名いらっしゃいました。

お互いに体調に気をつけて寒さを乗り切りたいですね。

さて話は変わりますが、PTNAには『ルームシェア』という制度があります。

コンクール時期になると地区予選を勝ち抜いてきた、地方の小さなピアニスト達が全国大会に臨むべく東京に集結します。

そのピアニスト達が本番ギリギリまでピアノの練習する場所を確保する事はなかなか難しいようです。

その為PTNA会員がピアノの空いている時間を彼らに提供するという制度なのです。

かく言う私も地方出身者。

新幹線や飛行機で本選の会場である東京に向かう。

想像するだけでとても他人事とは思えないのです。

そんな小さなピアニスト達が、与えられた1時間の練習時間をどのように使っているのか。。。

隣の部屋から聴こえて来るピアノの音に耳を傾けていると、とても効率の良い時間の使い方をしているのです。

まずハノンやエチュードをざっと弾きます。

恐らくウォーミングアップとうちのピアノの品定めをしているのでしょう。

そこから苦手と思われる箇所を時にリズム練習、時にゆっくり、時に片手ずつと丁寧に確認して全体を通す、その繰り返しで1時間が終わります。

たった一度、それも1時間の出会いですが、同じ様にピアノを学ぶ者として心からのエールを送らずにはいられません。

中には本番を終え、自宅に戻った後にトロフィーを抱えてニッコリ笑う写真が印刷されているお葉書にてお礼と共に結果報告をして下さる方もいて、そんな時は本当に幸せな気持ちでいっぱいになります。

画像は岡山からいらした出場者さんからの大きな大きなイチゴと富山からいらした出場者さんからの富山湾の宝石、白エビのおせんべいです。


遠くからおみえになるだけでも大変なのに。。。とこちらでは手に入らないであろう貴重なおやつを美味しく頂いております。

レッスンの空いている時間と彼らのスケジュールが合えば、出来る限りうちのピアノを提供して差し上げたいと思っておりますので、前後の生徒さんはご協力をよろしくお願いします。

東京都墨田区にて

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