• ESI PIANO STUDIO

新しいレッスンのカタチ

皆様お変わりございませんでしょうか。

自粛で外の様子に疎くなっている間に季節は何事もなかったかの様に移り変わっていました。

大好きなパープルカラーのお花の代表、紫陽花がきれいな時です。

長かった緊急事態宣言が解除され、東京都からの休業要請も段階的に緩和されました。

それを受けてESI PIANO STUDIOでは6月よりピアノレッスンを再開いたしました。

長い生徒さんですと丸3ヶ月ぶりに見る元気な顔です。

思わず「元気で良かった!!」と抱きしめたい気持ちをグッとグッと我慢して再会を喜び合いました。

ピアノレッスン再開、と言っても以前の様に戻ったという事ではございません。

「新しい生活様式」「with corona」と言われておりますが、社会活動の中で取るべき対応を取りながらのレッスンで一番難しく、歯がゆい思いをする事は「距離を取る」事です。

ESI PIANO STUDIOで使用している導入教材の中に「ヨット」という私の大好きな曲があります。

これは初めて触れる3拍子の曲で、広い海にプカプカ浮かぶヨットの揺れ感を想像しながら楽しく3拍子に慣れてもらう大切な曲です。

そして先生パートは生徒さんの後ろから包み込みように高音部・低音部を弾くという構成の、とても素敵な曲なのです。

導入時に取り組む曲は単旋律ですので、仕上げの段階で私が弾く先生パートと一緒に連弾、グッと豪華になって「上手に弾けたね!楽しかったね!」→ハナマル→次の曲と進みたいところ、現在は全ての連弾を控えております。

レッスン再開後にこの「ヨット」に取り組み、上手に仕上げてくれたMちゃん。

しかしながら豪華バージョンを経験してもらえないままハナマル、「せっかく頑張って練習したのに一緒に弾きたかったな」と人知れず悔しく思いながら次の曲へ進んでもらいました。


再開後インヴェンションに入る事になったKちゃん。

もっと早くに取り組みたかったのですが、自粛期間中はビデオレッスンであった為に通常レッスンになるまでペンディングになっていた、待ちに待ったバッハです。

インヴェンションは知っての通り、ピアノを学ぶ過程において本格的にポリフォニーの学習に入る為の教材です。

1声部ずつどんな歌を歌っているのかを把握するのはもちろん、丁寧に歌う事ができるかという練習の次に、他声部に耳を傾けながら自分の声部を歌える様にする為に肩を並べて弾くという事を是非やりたいのですが、これも諦めざるを得ません。

ここは自粛期間中に学んだビデオレッスンを活用しようと計画しております。


今回のコロナ渦では不自由な生活を強いられ寂しく、時に辛い思いを経験致しました。

幸いな事にESI PIANO STUDIOの全生徒さん、ご家族、私自身と家族、友人の中に感染された方はおりません。

まずは健康でいられる事、沢山の束縛がある中でも仲間に会える事、同じ空間でピアノを学べるという事、これまで当たり前であった生活がどんなに幸せな事であったかという感謝を感じます。

世界中で経済活動が停滞し、もちろんそれは大変な事ですが、少し会わないうちにもれなく背が伸びている子供達の逞しい生命力と元気なピアノを前にすると、私もこれから生き抜いていけるだけの力を分けてもらったようにヤル気に満ち満ちております。

これからもよろしくお願い申し上げます。



東京都台東区にて