
一昨日になりますが ESI PIANO STUDIOの第5回ピアノ発表会「ESI's Petit Concert vol.5」が終わりました。
今年は本番当日まで「何故!?」と思うくらいのハプニング続きでしたので、2日経過した今日も脱力状態から立ち直れずにおります。
次々に起こる予期せぬ事態に身も心も次第に疲弊していき「本当に開催できるのだろうか」との思いに苛まれた瞬間が何度もありましたが、そんな私を正しいポジションに戻してくれ、当日まで持ち堪える力を与えてくれたのはやはり生徒たちでした。
おうちでの懸命な練習が身を結んでどんどんカタチを作ってピアノを聴かせてくれている生徒には心が洗われ、なかなかうまく乗れない生徒とは一緒に方向を模索し、一緒に悩みました。
そんな中で「私も頑張ってるんだから先生もしっかりして!」と叱咤激励されているようでした。

本番での演奏は全員それぞれの個性がいっぱい詰まった素晴らしいもので、発表会そのものが私にとってはまるで色とりどりの魅力溢れるスイーツがいっぱい詰め合わされた贈り物の様でした。
不純な気持ちが一粒もない、心からピアノを弾く喜びに溢れている演奏には「本来音楽ってこういうものだよね」と真っ白な気持ちにさせてもらいました。
練習過程では涙が出るくらい苦しんで苦しんで、その中から何かを見つけた演奏には、観客には全くそれを気取らせない程の堂々としたもので驚かされました。
当日の演奏で「またここからリスタート!」とその時の自分のベストを披露してくれた演奏にはこの先の未来を一緒に歩んで行く覚悟を改めました。
ここで出演された生徒、または保護者の方からのお声を紹介させて頂きます。
“○○にとっては初めての発表会、
□□にとっては新しい環境で初めての舞台。
2人にとっても私たち家族にとっても、とても素敵な一日となりました。
普段あまり緊張しない□□も、昨日は緊張したけどがんばって弾けた、と。
○○はドキドキしたけど楽しかった、と言っておりました。
本当にありがとうございました。”
“チャイルドコースのお子さんがたくさん演奏されてとても可愛く、
そして昨年より上手になっているお子さんの演奏を聴けてとても楽しかったです。 発表会終了後に後ろで聴いていた高齢の方が肩を叩いてきて
お子さんはこの方ですよねとプログラムを手に聴いてこられ、
お上手ですねとお褒めの言葉を頂きました。
何はともあれ今年の発表会はハラハラさせられましたが無事に終わり、
また来年の発表会を今から楽しみにしております。”
“本番は完璧な演奏ではありませんでしたが、なかなか感情を表に出せない娘が
年を重ねるごとに自分の奏でる音に心を開いているように感じることができ
感激いたしました。”
またバックステージにてサポートしてくれたSa.c.の生徒からのお話、これは私も知らない所で行われたやりとりです。
“女の子達は特別に緊張していました。
「大丈夫だよ。でも、もしも、間違えても、止まっても、忘れちゃっても…
どんなことがあっても最後まで必ず弾こうね!」と。
みんな「わかった!」と不安な気持ちで舞台にいきましたが、立派でしたね!
みーんな、立派でした。”

今回は私自身に試練が課され、成長させて頂いたばかりか、発表会そのものが19個の美しいお菓子の詰め合わせだった!というプレゼントまで頂きました。
心より感謝申し上げます。
また例年のようにスタッフとして会を支えて下さいました保護者の方々とSa.c.の方々、毎年我が生徒の様に成長を見守って下さるまえだやえこピアノ教室の前田弥生子先生、立川から駆け付けて下さったピアノ教室ソラージュの田村真夕子先生、心地よいステージの雰囲気を作り上げて下さり、1曲1曲に温かな拍手を送って下さった全てのお客様、そして当日までにお家でサポートして下さった全出演者の保護者の方々、心より感謝申し上げます。
皆様、本当にありがとうございました。
東京都墨田区にて
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