Merry Christmas!
どんなeveをお過ごしでしょうか?
今晩皆さんの所にサンタさんが来てくれる事をお祈りしております。私は
一足先にとびきり素敵なプレゼントを頂いてしまいました。
今年いっぱいで受験の為に一旦レッスンをお休みなさるというご意向を伺っていた小5のRちゃん。
彼女は開講2年目のESI PIANO STUDIOにやって来た比較的古くから在籍されている生徒さんです。
体験レッスンで初めて会った彼女の才能はピアノ未経験ながらも一目瞭然で、その後もずっと努力し続けてくれて、今日までひと回りもふた回りも大きな成長を見せてくれました。
彼女の中では夢や希望がいろんな方向に広がっていて、その為に『是非行きたい!』という学校があるのでしょう。
寂しくなる事は事実ですが、彼女にとってピアノとの関わり方が少しだけ変化するだけで、今後もピアノを弾き続けてくれる事は疑いませんでしたし、受験勉強を心から応援する気持ちと共に送り出すつもりでおりました。
最後のレッスンとなった昨日、レッスン開始早々手書きのイラストが可愛いカードを渡され「先生に曲を作って来ました。聴いて下さい。」
!!!
笑顔でお別れするつもりでいたのが一瞬で崩れてしまいました。
F-durの美しいメロディから始まって、一変C-durの3連符が特徴的な勇気付けられる様な中間部、そしてまた美しいメロディの再現、といった曲を聴かせて頂きながら、これまでの約3年半の彼女との時間が次々と心に浮かんで来て涙が止まりませんでした。
話は変わりますが、こういうお仕事をしておりますと沢山の出会いと別れを経験します。
『今まで頑張ったね!また会ってピアノ聴かせてね!』とさよならするのがほとんどですが、出会いの多くがwebをきっかけとするものの為か、「今月で辞めます」のメールで呆気なく終わりというものもあれば、突然ぱったりみえなくなり連絡もないという事もあったりと生徒さんによって様々です。
初めのうちはその都度寂しく思ったりビックリしたり心配になったりしたものが、徐々に『去る者は追わず』というスタンスに変化し、別れに関してはなるべくドライでいる事で揺れない様に努めておりました。
そんな中で自分でもビックリするくらい泣いてしまいましたが、心が温かくなる素敵なお別れをして下さって、感謝の気持ちでいっぱいです。
Rちゃんのピアノのさらい方を見れば、お勉強の仕方もおおよそ想像ができます。
きっと夢を叶えるべく、厳しい受験にも最後まで逃げずに、本番では彼女が持つ力を全て出し切ってくれる事でしょう。
これまで彼女が発表会やコンペで毎回そうして来た様に。
ひとまず受験を終わるまでは彼女にとってのピアノは心をニュートラルに、時に穏やかにしてくれ、更に自信と誇りを思い起こしてくれるものになってくれるはずです。
また素敵な演奏を聴かせてくれる事を楽しみにしつつ、再会のその時の私が今よりステップアップしていられる様に努力して参ります。
東京都墨田区にて
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