私の愛車がとうとう寿命となり、日中結構な距離を徒歩で移動する事が最近多くなりました。
不便だなぁと思う一方、普段気づかない物が目に飛び込んでくる事があります。
そんな中、かっぱ橋に偶然発見したのが『GERBEUAD(ジェルボー) the Factory』。
150年以上の歴史を誇る、中央ヨーロッパ最古のカフェの一つとされ、エリザベート王妃も愛したと言われているハンガリーの高級老舗カフェ『GERBEUAD』。
ブダペストに住んでいた当時は敷居(とお値段)が高過ぎた為に1度しか入った事がなく、実はそんなに懐かしいという感慨ではなく、重厚な雰囲気に気後れしてしまった事と「何故フランス風の読み方?」と思った事くらいしか印象に残っておりません。
あの印象とかっぱ橋というギャップに思わず笑ってしまいましたが、とにかく中へ。。。
Dobos Torta(ドボシュトルタ)、Eszterházy Torta(エステルハージートルタ)、Gerbeuad Szelet(ジェルボーセレト、くるみとアプリコットジャムが幾重にも重なっているケーキ)など懐かしの名前が並んでいました。
写真左:Dobos Torta(チョコレートクリームとスポンジが幾重にも重なり、ケーキの上にはカッチカチのキャラメルの板がのってます)
右:Eszterházy Torta(くるみの生地とバニラクリームがやっぱり幾重にも重なっているケーキ)
もう少し庶民的なカフェでよく頂いていたDobos TortaとEszterházy Tortaを今日はtake outしてみました。
去年の発表会の時のC.I.さんからのプレゼントで大事に大事に頂いているHerendの大好きなEarl Greyと共にtea timeにしました。
ご覧の通り全体的に茶色。。。そして重厚な作り。。。そして甘い。。。
当時はフワフワのスポンジーケーキの間にフルーツがたくさんサンドされていて、真っ白いホイップクリームでデコレートされている、色が綺麗で甘さ控えめの日本のケーキが恋しくて恋しくて仕方がなかった事を思い出しました。
思いがけない出会いと贅沢な時間を窓から入ってくる温かな風と共に味わいながら、多くの方々が知る事となる私の無類の粉物好きは、ここがルーツとなっている事に気が付きました。
東京都台東区にて
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