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  • 執筆者の写真ESI PIANO STUDIO

大好きだった人



2月20日、とても大好きだった叔父が急に天国へ行ってしまいました。

亡くなる2日前に晩御飯をごちそうになったばかりで、未だ亡くなった事が信じられず、叔父を天国へお送りするためにレッスンをお休みしてしまい、木曜日の生徒さんにはご迷惑をおかけしました。

かつて『浅草のジェームス・ディーン』と言われたという、その叔父さんはお祭りが大好きな、本当にオシャレでカッコイイ人でした。

お祭りでお店の軒先に立っている姿があまりにも素敵過ぎるので、たくさんのカメラマンから請われてモデルになったり、大勢でワイワイやっているのを静かに、優しく見守っていたものです。

昔の姿を知る人は「怖い人だった」と言いますが、ここ10数年の付き合いだった私にとっては、威厳がありながらもとてもきめの細かい優しさをもつ人でした。

お寿司とお肉とチョコレートが大好きだったので、自分ではとても行けないようなお店にたくさん連れて行ってもらったり、叔母が入院していた期間は毎日おうちで2人でご飯を食べたり、私の作った決して見栄えも味も最高とは言えないチョコレートを喜んで食べてくれたり。。。

食べ物ばかりではなく、何度その優しさに助けられたか知れません。


亡くなる前にもらった「もう養命酒しか飲まないから美千香飲めよ。」と言ってもらったワインが結果、形見のようになってしまいました。

爽やかな甘さとフルーティな香りが上品で、ほんの少しの発泡がピリッとする、ワイン初心者の私にも優しいそのワインを『本当にもう会う事も話をする事もできないんだなぁ』という思いと一緒に心に流し込んでいます。

東京都台東区にて

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